オフィス・店舗のCO2削減マニュアル
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CO2削減効果の評価・検証 用語解説・引用・参考資料
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CO2削減行動計画の策定
 
ケース3 ビル全体の排出量が把握でき、削減に取り組む場合

 テナントとして入居している事務所・店舗等に対して、ケース1およびケース2に沿った呼びかけを行うとともに、以下のような対策によって、ビル全体からのCO2排出削減を目指しましょう。

機器の運用方法の変更等によって実施できる対策
○ 空調 ・CO2濃度を管理し、在館人員に応じて外気量の取入れをコントロールする。
・夏季、朝の外気温度が低い場合には、外気取入れによる予冷を行う。
・外気冷房が有効な期間は全熱交換器のバイパス運転を行う。
・冷暖房終了時間前(1時間程度)に熱源機を停止し、搬送装置のみの運転とすることで装置内の熱を有効利用する。
・複数設置された熱搬送ポンプは、負荷に応じた運転台数に調整する。
・冷凍機の冷水出口温度を設定する。
・空調機フィルタ、熱交換器などを定期的に清掃する。
・シーズンオフなどに長期間停止する時は、電源開閉器を「切」にする。
・吹出口に風向調整装置のある空調機では、冷房時には水平に、暖房時には下向きに調整して吹き出す。
○ ボイラー・給湯 ・給湯の使用量の少ない時間帯(曜日)は、循環ポンプを停止する。
・季節的に給湯が不要な場合(夏期のトイレ手洗い等)は給湯を停止する。
・ボイラーや燃焼機器の空気比を調整する。
・ボイラーのブローの適正化及び水質管理を行う。
○ 照明・電気 ・照明器具の清掃、蛍光灯の交換を定期的に行う。
・昼光利用を図る。
・自動販売機を利用者のいない夜間は停止し、照明を消す。
・在館人員に応じて(特に土休日及び夜間)エレベーターの運転台数を調整する。
・変圧器の負荷率を管理し、電力ロスを削減する。
・電気室の温度設定を見直し、冷房負荷・換気動力を軽減する。
短期的(3〜5年程度)に回収可能な投資によって実施できる対策
○空調 ・窓ガラスに遮熱フィルムを貼る、新たにブラインドを設置するなどし、窓からの熱の出入りを小さくする。
・マニュアルインバータを設置し空調の流量を調整する。
・冷却水・冷温水ポンプにインバータを設置し流量調整をする。
・冷却塔の充填材は目詰まりの状況により交換する。
・駐車場換気設備にCOなど各種センサーを設置し、発停及び風量を制御する。
○ ボイラー・給湯 ・蒸気弁・配管等の断熱を強化する。
○給水 ・節水コマ・節水器具を採用する。
・女子トイレに擬音装置を設置する。
○ 照明・電気 ・照明をこまめに消すことができるように、プルスイッチを設置する。
・トイレやロッカールームなどに、人の出入りを感知するセンサーを設置し、人がいないときには自動的に照明が切れるようにする。
・白熱灯を蛍光灯に更新する
・既存照明器具の安定器をインバータ安定器(Hf)に変更する。
・光の反射や透過が良い高効率照明器具を採用する。
・照明器具に反射板や庇を取り付ける。
大規模改修などの際に実施できる対策
○空調 ・出入口に風除室やエアカーテンを設け、空調負荷を下げる。
・熱源装置を台数分割し、部分負荷時の効率を向上する。
・変風量(VAV)・変流量(VWV)方式の空調システムを導入する。
・全熱交換器を採用する。
・ビル・エネルギー管理システム(BEMS)導入する。
・建物の壁・屋根・ガラス窓の断熱施工を行う。
○給湯 ・給湯使用量が少ない場合は局所式給湯設備に変更する。
・コジェネレーションシステムやヒートポンプ、太陽熱温水器など省エネルギー機器の導入を検討する。
○ 照明・電気 ・高効率照明器具に更新する。
・調光機能付き照明器具に更新する。
・天井、壁、床等は反射率が高い明るい色あいにする。
・高効率な変圧器を採用し、台数を集約する。
・コンデンサーなどの機器を低損失タイプに更新する。
・エレベーターのインバーター制御、電力回生制御装置を導入する。
・太陽光発電など省エネルギー機器の導入を検討する。

(事例)K事業所(不動産賃貸業)
(1) 過剰照明の低減を図るため、テナントに対して過剰な照明の間引きの協力要請を行う。
(2) 空調設備で、テナントに対して温度緩和の依頼を行うとともに、中間期冷房需要に対して、外気冷房(外気導入)を多くする運用管理をする。
(3) 自動販売機は、店舗部以外のフロアーにある照明は消灯する。
(4) トイレ(手洗い)の給湯は、水温にもよるが寒冷期になるまで極力使用しない。
(5) エレベータは、その日の入場者数の想定を行い、間引き運転を行う。




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