オフィス・店舗のCO2削減マニュアル
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CO2削減効果の評価・検証

 行動計画を実行したことにより、事業所からのCO2排出量がどのくらい削減されたかを、毎年度評価・検証しましょう。また、必要に応じて取組項目を見直し、次年度の取組みにつなげましょう。

 今回、モデル事業所で短期間実施した取組事例に基づくCO2削減効果の検証例を示します。


(事例)K事業所(不動産賃貸業)

CO2排出量を前年度比10%削減することを目標に、11月の1ヶ月間、以下の取組みを実施していただきました。

(1) 過剰照明の低減を図るため、テナントに対して過剰な照明の間引きの協力要請を行う。
(2) 空調設備で、テナントに対して温度緩和の依頼を行うとともに、中間期冷房需要に対して、外気冷房(外気導入)を多くする運用管理をする。
(3) 自動販売機は、店舗部以外のフロアーにある照明は消灯する。
(4) トイレ(手洗い)の給湯は、水温にもよるが寒冷期になるまで極力使用しない。(11月1日〜20日の間、実施した。)
(5) エレベータは、その日の入場者数の想定を行い、間引き運転を行う。

 ビル全体のエネルギー消費量は、入館者の増減などに大きく影響されるので、取組みの評価指標としてそのまま使用するのは困難です。
 そこで、上記取組項目の対象エリアで、メーターにより電力使用量の把握が可能な、以下の3エリアについてそれぞれ評価を行いました。

1.2階ロビー(公共施設フロアの共用部分)
2階ロビーグラフ<関連取組項目>
・トイレ温水器4台を、1日〜20日の間、電源OFF

取組みの結果、このエリアの電力使用量は、2,479kWhとなり、前年同期(2,555kWh)比3%削減となりました。これによるCO2排出削減量は約42 kgCO2となります。


2.5,6階共用部(テナント入居フロアの廊下、EVホール、トイレ、給湯室など)
5階、6階共用部グラフ<関連取組項目>
・トイレ温水器(5階が4台、6階が2台)を、1日〜20日の間、電源OFF
・自動販売機の蛍光灯をOFF

取組みの結果、このエリアの電力使用量は、合計で3,318kWhとなり、前年同期(3,609kWh)比、8.1%の削減となりました。これによるCO2排出削減量は約162kg CO2となります。


3.入居テナント(従業員数、機器の状況などかが前年と変わらないところを選定)
事務室グラフ<関連取組項目>
・蛍光灯を1組(2本)間引きした

取組みの結果、このエリアの電力使用量は、362kWhとなり、前年同期(374kWh)比3.2%削減となりました。これによるCO2排出削減量は約7kg CO2となります。





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