工場のCO2削減マニュアル
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CO2削減行動計画の策定

 工場におけるCO2排出量の削減率と達成目標年度を定め、省エネルギー診断結果で示された問題点に対する改善策等を盛り込んだ行動計画をつくります。

 行動計画では様々な取組みが必要となりますが、

ステップ1 ステップ2 ステップ3

 の3項目に分けて示すのが良いでしょう。
 一般的に考えられる取組項目を、次に示しますので参考にしてください。
 また、行動計画を確実に実行するためには、工場内に担当部署と責任者を配置し、従業員へ行動計画の取組内容の周知・徹底を図り、一丸となって行動することが大切です。

ステップ1 従業員の意識改革や機器の運用改善などにより、すぐにできる取り組み

空調・冷凍設備
空調の温度・湿度設定を見直す。
クールビズ、ウォームビスを推進し、服装の面から空調負荷を軽減する。
空調運転時の外気取入れ量の調整を行う。
外気温に応じて、外気取入れによる空調停止を検討する。
全熱交換器の適切な運転を行う。
複数設置された空調機器については、負荷に応じた台数管理を行う。
冷凍機の冷水出口温度を設定する。
ボイラー・工業炉など加熱設備
ボイラーや燃焼機器の空気比を調整する。
蒸気漏れの補修、蒸気弁・配管等の断熱強化などを行う。
ボイラーのブローの適正化及び水質管理を行う。
機器の無負荷運転を停止する。
作業工程表作成などにより、機器の運転時間を調整する。
ポンプ、ファン、コンプレッサーなど電動力設備
圧縮空気の配管漏れを修繕する。
圧縮空気の供給圧力の低圧化や、負荷に応じたコンプレッサーの運転台数調整を行う。
機器の無負荷運転を停止する。
作業工程表作成などにより、機器の運転時間を調整する。
照明・電気設備
適正照度の管理を行う。
不要時間帯は消灯し、昼光利用を図る。
照明器具の清掃、蛍光灯の交換を定期的に行う。
使用電力量の把握・管理を行う。
設備の同時利用を避けるなどのピークカット管理により負荷を軽減する。
受変電所の保守点検を行う。
管理面での取組み
機器の清掃・保守点検、計測器の保守点検を定期的に実施する。
地球温暖化防止に関する担当部署(者)を設置する。
地球温暖化防止に関する社員教育の実施、社内ポスター掲示などで啓発する。
管理部門におけるパソコン運用を管理する。(離席時電源OFF)
冬季以外の給湯を停止する。

( 行動計画 事例1) N株式会社(電気機械器具製造業)
<削減目標> 取組月のCO2排出量を基準月比10%削減する。
<取組項目> (1) 事務所部分 1)全熱交換器の適切な運転を行い、空調負荷を低減する。
2)社員食堂のエアコン利用のルールを明確にする。
3)サーバ室の室温の見直しを行う。
(2) 工場部分 1)簡易パーテーション等により、空調・照明区画を限定又は温度・照度レベルの差をつける。
2)人員密度の低い作業区画は局所照明を採用し、全般照明の照度を下げる。
3)昼光を利用し、不要照明の消灯を徹底する。
4)圧力設備は、供給圧力の低圧化及びエアー漏れ修繕を定期的に行う。


( 行動計画 事例2) W株式会社(鋼製建具卸販売業)
<削減目標> 取組月のCO2排出量を前年同月比10%削減する。
<取組項目> (1) 不要時停止の徹底 1)生産機械の不要時の停止と大型機器の作業シフトをする。
2)コンプレッサー運転ルールの見直しと供給圧力の低圧化を行う。
3)不要照明の消灯と局部照明を併用する。
4)節水行動と水圧調整をする。
(2) 自主保全の実施 1)エアー漏れの速やかな修繕を行う。
2)フィルター及び各種機器の清掃を実施する。
3)始業前点検を実施する。(異音、振動、異臭の確認)






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